不動産投資の情報収集方法

不動産投資を行う上で重要なのは情報です。不動産の価値はその物件があるエリアや需要によるので、事前にしっかり準備や勉強をすることで利回りの良い物件を手にいれることができます。

不動産投資ではその意味でも情報収集が重要なのですが、収集方法がわからないという人も少なくありません。不動産投資は他の投資と異なり、出回る情報が少ないこともあります。まずは初心者でもできる情報収集方法についてまとめてみました。

まずは書籍で基本的なところから

もし、一から不動産投資を行うならば、基本的にどんな投資方法があるのかを知るのがおすすめです。ワンルーム投資やマンション1棟投資などがメジャーですが、不動産投資にもさまざまな種類があります。

マンションやアパートなどの建物に投資をするイメージが強いですが、土地を購入して駐車場経営をしたり、建物も自宅用ではなくてテナントとして貸し出したりなどさまざまな不動産投資の形があります。

最近は、直接現物の物件を保有するのではなく、不動産版の投資信託に投資する人も多いです。総資産額が大きくなるため、個人では投資できない大型ショッピングモールやホテルなどに投資できるのが魅力です。

こうした不動産投資の種類について、実際に不動産投資を始めるにあたって必要な基本的事項については現在出回っている不動産関連の書籍を読むとわかります。

不動産投資に必要な費用などもどの投資を選択するかによって変わりますが、書籍を読めば物件購入時に必要な諸経費や修繕のために必要な経費のおおよその費用などもわかるので、初期費用としてどれくらいあれば良いかといった資金面での知識も得られます。

基本的な不動投資の流れなどは時間が経っても大きく変わることはありません。まずは大きなお金をかけずに書籍で一通りの流れや資金調達方法などを把握するように努めましょう。

また、多くの場合はすでに不動産投資をしている人が書籍を手がけています。実践例なども知ることができるので、参考になります。ただし、その時代やタイミングなどによるところは多いので、自分に当てはまるかどうかは慎重に考慮する必要があります。

イベントやセミナーで個別案件のきっかけを

最近は不動産投資に関するイベントやセミナーなども数多く開催されています。不動産売買を行う不動産会社や管理会社が主催することも多いです。投資の一環ということで、株式や投資信託の投資セミナーと一緒に開催されることも少なくありません。

多くのイベントでは、不動産会社が扱っている投資商品としてのアパートやマンションを知るきっかけになります。実際に不動産会社の生の声を聞くこともでき、その場で契約の話にまでなるケースもあります。

とはいえ、イベント関連では数ある不動産会社の紹介といった程度で深い話にはならないので、雰囲気を知りたいという人向けです。より具体的に物件や不動産投資の流れを知りたいなら管理会社等が行なっているセミナーや個別相談を訪れると良いでしょう。

個別相談となると、各人の属性などを管理会社の担当さんが聞いてくれたり、それに見合った条件の物件を紹介してくれることもあり、より具体的に物件のイメージを持つことができます。

個別相談から実際に営業さんとのやりとりが始まり、いくつかの物件をチェックしたりできるので、自分で調べる手間を節約したい人向きです。ただし、いわゆる営業の電話が立て続けにきたりと煩わしい部分もあるため、人によりけりです。とはいえ、複数の不動産会社とやりとりをすることで、自分でやらなければいけない物件探しや売買契約の流れなどを他人にやってもらえるのは大きなメリットです。

ちなみに、最近は個人投資家が個別でセミナーを開催するケースもあります。ブログやSNSなどで発信していて、こちらも個別相談にのってくれることもありますが、あくまでも個人の投資家により一私見であることが多いです。具体的なアドバイスを適宜行なってくれる人もいるようですが、投資家によります。ファンの集まりといったケースも少なくないので、有益な情報を得られるかどうかは運要素も強いです。

地元の不動産屋さんや不動産サイト上も重要

結局のところ、実際に不動産を購入したりする情報源としては、自分が物件をほしいと思っている不動産屋さんや不動産物件を取扱うサイト経由ということになります。すでに不動産投資を開始している個人投資家さんも不動産サイトを経由して購入することは日常的にあり、その中でより良い条件で不動産の契約をするといったことも少なくありません。

したがって、まず不動産投資を検討し始めたら購入するしないは別として楽待などの不動産物件サイトをチェックするのがおすすめです。基本的な情報はサイト上ですべてチェックできますし、実際に内見などまでは無料できるため、気になるものがあれば積極的に連絡をとるなど動くことで見えてくることもあります。

電話やメールなどで問い合わせに応じてくれる不動産会社は多く、初心者であろうと関係なく利用できるのがメリットです。少しずつ実践しながら学ぶというのも大事なポイントです。

物件などは100件見て1つ良いものがあるかどうかの世界なのでかなり時間もかかります。良い物件に巡り合うためにも早くから現物を見に行く習慣や不動産会社さんとのやりとりに慣れておくと良いでしょう。

ツイッターなどのSNSをうまく活用したいところ

そして、最近はわざわざセミナーなどに行かなくても個人のブログやTwitterなどでリアルタイムの情報が得られるようになっています。不動産投資をしている個人投資家は情報発信に積極的な人も多く、わからない単語などについても教えてくれる人もいたりと手軽に有益情報を得られる場となっています。

もちろん、Twitterなどの情報の信ぴょう性やポジショントークなどについては注意する必要があります。人によっては、自分の利益のためにデマ情報を流す人もいるので自分で確かめることを怠り、鵜呑みにすると大きな損失を抱えることになりかねません。

しかし、リアルな情報がいち早く手に入るという意味ではSNSのアドバンテージは大きいです。素人・玄人関係なく情報が得られるのも魅力です。不動産投資家のTwitterやインスタグラムをフォローしておくと、現状の不動産業界の雰囲気なども分かります。

さらにSNSの良さは、投資仲間ができる点です。孤独に投資をするのは時に辛いこともあります。そんなときに励まし合える仲間や情報交換できる相手がいるという安心感は安定的な投資に結びつくことが多いです。切磋琢磨しながら、より大きな収益を得るための原動力にもなります。

まとめ

不動産投資は、かつて口コミだけの世界でかなり参入障壁が高かったといえます。しかしながら、サラリーマンへの融資枠の拡大などもあり、情報もネットを通じてフラットになってきました。

特に日本市場については、日本語の障壁が大きいので、一般的なアパートやマンションの売買は海外勢に狙われにくいといった特徴もあります。

情報に関しても比較的オープンになってきており、初心者にとって最初に1件のハードルが高いのは事実ですが、実際にサラリーマンなどの本業を持ちつつ不動産投資で成功している人もいます。重要なのは、さまざまな情婦を収集して自分でしっかり判断をすることです。ご紹介した情報収集方法を活用して、総合的に結果を導き出すのが重要です。